圧迫骨折後の鍼灸接骨院での施術
はじめに
北九州市小倉南区守恒にあります鍼灸接骨院RAITO 院長 中舘 佑輔(柔道整復師・鍼灸師)です。
圧迫骨折は、高齢者に多く見られる骨折の一種で、背骨の椎体が圧力により潰れることで生じます。この骨折は日常生活に大きな影響を与えることがあり、適切なリハビリが重要です。鍼灸接骨院RAITOでは、圧迫骨折後のリハビリにおいて多岐にわたるサポートが提供されます。本記事では、圧迫骨折の基本情報、リハビリの重要性、そして鍼灸接骨院・整体院でのサポート内容を詳しく解説します。
圧迫骨折とは?
圧迫骨折は、主に骨粗しょう症が原因で発生します。骨粗しょう症により骨密度が低下し、骨が脆くなるため、軽い転倒や無理な動きでも骨折しやすくなります。圧迫骨折は特に脊椎(背骨)に発生することが多く、背骨の椎体が潰れることで激しい痛みを引き起こします。
圧迫骨折の原因
- 骨粗しょう症:骨密度が低下し、骨が脆くなるため、圧迫骨折のリスクが高まります。
- 外傷:転倒や交通事故などの外部からの衝撃によっても発生します。
- 骨腫瘍:骨に腫瘍ができることで骨が弱くなり、圧迫骨折を引き起こすことがあります。
- 長期間のステロイド使用:ステロイド薬の長期使用は骨密度を低下させるリスクがあります。
圧迫骨折の症状
圧迫骨折の主な症状には以下のようなものがあります。
- 激しい背中の痛み:急に発生する強い痛みが特徴です。
- 姿勢の変化:圧迫骨折により背中が曲がり、身長が低くなることがあります。
- 運動制限:痛みにより体を動かすのが困難になります。
- 神経症状:場合によっては、神経が圧迫されることで下肢にしびれや筋力低下が生じることもあります。
リハビリの重要性
圧迫骨折後のリハビリは、骨の回復を促進し、痛みを軽減し、再発を防ぐために非常に重要です。リハビリを適切に行うことで、生活の質を向上させることができます。
骨の回復を促進
骨が完全に回復するまでには時間がかかりますが、リハビリを通じて血流を改善し、骨の治癒を促進することが可能です。
痛みの軽減
適切なリハビリを行うことで、筋肉の緊張を緩和し、痛みを軽減することができます。痛みが軽減されることで、日常生活がより快適になります。
再発防止
リハビリを通じて筋力を強化し、正しい姿勢を保つことができるようになります。これにより、再度の圧迫骨折のリスクを低減することができます。
※骨折直後は施術はできません!骨がくっついてからの対応となります。
鍼灸接骨院RAITOでのサポート
当院では、圧迫骨折後のリハビリにおいて様々なサポートが提供されます。以下に、主なサポート内容を詳しく解説します。
1. 鍼灸治療
鍼灸治療は、古代中国から伝わる伝統的な治療法で、圧迫骨折後の痛みを和らげ、回復を促進するのに効果的です。
鍼治療
鍼治療は、細い鍼を経穴(ツボ)に挿入することで行われます。これにより、体内のエネルギーの流れを整え、自然治癒力を高める効果があります。鍼治療は以下のような効果をもたらします。
- 痛みの緩和:鍼が神経系に作用し、痛みを軽減します。
- 血行促進:鍼が血流を改善し、骨の治癒を促進します。
- 筋肉の緊張緩和:鍼が筋肉の緊張を和らげ、リラクゼーション効果をもたらします。
2. 手技療法
- 姿勢矯正
- 悪い姿勢は脊柱管を狭める原因となることがあるため、正しい姿勢を維持するための矯正を行います。
- 患者様の姿勢を評価し、個別の調整プランを提案します。これにより長期的な腰椎の健康を維持します。
- 骨盤調整
- 骨盤にある関節を「潤滑」する特殊な施術をしていきます。
- 歩く、立つなどの際に重要な役割をする関節で、体の土台となります。
- 神経の調整
- 関節や筋肉を硬くしてしまう命令を行うのは神経です。
- 神経の滞りを改善していく痛みを伴わない範囲での調整が行われます。
3. 運動療法
運動療法は、圧迫骨折後のリハビリにおいて非常に重要です。適切な運動を行うことで、筋力を強化し、柔軟性を向上させることができます。運動療法の主な内容は以下の通りです。
筋力トレーニング
筋力トレーニングは、特定の筋肉群を強化するためのエクササイズです。特に背筋や腹筋を強化することが重要です。これにより、姿勢を正しく保ち、再発を防ぐことができます。
ストレッチ
ストレッチは、筋肉の柔軟性を向上させるためのエクササイズです。適切なストレッチを行うことで、筋肉の緊張を緩和し、痛みを軽減することができます。
有酸素運動
有酸素運動は、心肺機能を向上させ、全身の血行を促進するために効果的です。ウォーキングや軽いジョギングなどの有酸素運動を取り入れることで、体全体の健康を維持しやすくなります。
圧迫骨折の予防方法
圧迫骨折を予防するためには、日常生活での注意点を守ることが重要です。以下に、予防のための具体的な方法を紹介します。
1. 骨密度の維持
骨密度を維持するためには、カルシウムやビタミンDを含む食事を摂取することが重要です。また、定期的な運動も骨密度の維持に役立ちます。
2. 適切な姿勢
日常生活において、正しい姿勢を保つことが重要です。特に長時間座る仕事をしている場合は、背筋を伸ばし、適度な休憩を取りながら作業を行うよう心がけましょう。
3. 定期的な健康チェック
定期的に健康チェックを行い、骨密度の低下や他のリスク要因を早期に発見することが重要です。早期発見により、適切な対策を講じることができます。
4. 転倒防止
転倒による圧迫骨折を防ぐために、家の中や周囲の環境を整えることが重要です。滑りにくいマットや手すりを設置し、安全な環境を作りましょう。
まとめ
圧迫骨折後のリハビリは、痛みの緩和と回復を促進し、再発を防ぐために非常に重要です。当院では、鍼灸治療や物理療法、運動療法など多岐にわたるサポートが提供されます。
特に圧迫骨折後は姿勢を大きく崩しやすくなります。その結果腎臓などの内臓への負担やさらなる腰痛を引き起こします、
適切なリハビリを受けることで、生活の質を向上させることができるため、圧迫骨折後のリハビリにおいての利用を検討してみてください。